Acanthusに魅せられて☆旧前田侯爵邸
2013.10.10
東京は 駒場公園内にある旧前田侯爵邸へ。
イギリス後期ゴシック様式の流れを引くチューダー様式のこの洋館は、
加賀前田家の16代当主・前田利為(としなり)の本邸として
昭和4年に建てられた名建築です。
今年8月に、国の重要文化財に指定されたと知り、
ずっと足を運んでみたいと思っていました。
流石、当時 東洋一の邸宅とうたわれただけあって
緻密で豪華な装飾が随所に見られました。
中でも照明器具。
見比べるのが楽しいのです!
共通しているのは
Acanthus「アカンサス」の唐草模様。
アカンサスとはギリシャの国の花で
乾燥にも、日陰にも、寒さにも強いことから
生命力の強さの象徴になっているそうです。
照明器具以外にも 天井の換気口や
ドアノブの装飾にも アカンサス☆
最近知ったのですが、
「アカンサス」は、金沢大学の校章のモチーフにもなっているんですね!
こちらは次女居室の“マントルピース”。
暖炉の上の棚や、暖炉を囲む装飾のことです。
唐草模様を囲む
ターコイズブルーの鮮やかなタイルがなんともオシャレ(#^.^#)
部屋を彩るマントルピース、暖炉のある部屋に憧れました。
他にも沢山写真を撮りましたがこの辺で・・・。
気品があり、本当に見事な邸宅でした。
大した知識もなく一人で伺いましたが
ここまで楽しむことができたのは、
浅田さんと言うスタッフの方が親切に案内して下さったおかげです。
この場を借りて、御礼申し上げます。
和館もぜひっ^^