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稲垣真一のリフレ日記

東日本大震災の発生から、
きょうで1年が経ちました。

辞書によると「震災」とは、
「地震によってもたらされた災い」の意味。

その意味で「東日本大震災」は、
1年が経過した今この時点でも「いまだ継続中」です。

石川では、3月25日で「能登半島地震から丸5年」となります。
この5年間、懸命の努力で復旧・復興は進められてきました。
しかし・・・

今も鮮烈に思い出すあの日の記憶。
大切な家を奪われた方々、そしてご家族を亡くされた遺族の方の
悲しみは、今も癒えることはないでしょう。
能登半島地震の「震災」も、まだ終わってはいないのです。


東日本大震災の発生から1年。
地震で、津波で亡くなられた多くの方々が、
この世で成し遂げたかった「夢」を受け継ぎ、一生懸命生きること。
これこそが、私たちの使命だと思います。

日本人としての誇りを持ち、口だけではなく行動を持って
被災地の皆さんとの「絆」をつないでいきましょう。

最後に、亡くなられた全ての方々に心から哀悼の意を表します。


2012年3月11日
石川テレビ放送 アナウンサー
稲垣真一