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伊藤雅雄のお元気ですか?

文化庁は、この程「国語に関する世論調査」の結果を公表しました。
書く、読む、話す、聞くの4つの面で日本人の国語能力はいずれも「低下した」との回答が多数を占めました。
一方で、自分の言葉に気を使う人は78%に上り、また他人の言葉が気になる人は76%という結果になりました。

現代は若者言葉として、新しい言葉が生み出されています。
「がっつり」「むかつく」「はんぱない」「きもい」「ぶっちゃけ」などなど

アナウンサーやリポーターの言葉遣いも、気になりますね。
すでに決定、約束されている事に対して「~したいと思います」など、「思います」の連発
「スゴーイ」の多用。何がどう「スゴイ」ことなのか、具体的に驚きの様子が解るように語ってほしい。

素直で解りやすい表現を心がけたいと、常に思っています。

私の側で食事をしている若者の会話が聞こえてきます。
「これ、やばい!」「超~やべえ!」
その食べ物に、いったい何が起こったのかと思ったら、「すごく美味しい」という意味なんですね。

美味しいこと、美しいこと、感動的なことに対して、若者(最近は若者に限らないが)は良く「やばい」と表現します。

「やばい」という語が元々、盗人の隠語であったことも考えるとアナウンサーが使うのは、もっての外。
どんな言葉を使うかは、年代によって違いはありますが、流行の言葉に迎合せず、品位ある日本語を使い守っていくべきだと思うのですが。

先日、プロ野球北陸シリーズ 中日対広島戦が金沢で開催された。
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私のとなり、野球ファンなら皆さん、ご存知でしょう。
現在はプロ野球解説者の小松辰雄さん

小松さんは、星稜高校から1978年、ドラフト2位で中日ドラゴンズに入団。
現役時代は「剛腕」「スピードガンの申し子」と言われ150キロを超える剛速球で、プロ17年、通算122勝。中日のエースとして活躍した。

私は、星稜高校時代の取材に始まり、ドラゴンズ入団後は、登板試合を何試合か実況している。
また、トークショーや番組のゲスト出演もしていただいた。

球場では、今年入団した星稜高校の後輩、西川投手の育成や昔話に花が咲いた。
いずれ、監督としてユニフォームを着てほしいと、願っている。
 

白山市在住で日本を代表する挿絵画家 西のぼるさんの作品展が、
JR松任駅前の「千代女の里俳句館」で開かれている。

今回のテーマは「西のぼる 江戸を描く」
江戸を舞台にした小説の挿絵や装丁など90点が展示されている。

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さっそく、オープニングに駆けつけ、ゆっくり作品を観賞した。
繊細で優美、気品と気迫がこもった西さんの作品に私はいつも圧倒される。

7月には一部作品を入れ替え、8月19日まで開催されている。

あっぱれ! 金沢高校出身で今年、プロ野球 東北楽天に入団した
釜田 佳直投手が、先日のヤクルト戦で初勝利を挙げた。
今季の高卒新人一番乗りの白星だ。

さっそく、釜田投手の恩師 金沢高校浅井 純哉総監督にインタビューした。
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浅井総監督は、教え子の初勝利を喜び、
今後は勝ち星に加え勉強を積んで人間的にも成長して欲しいと、エールを送った。

一方、星稜高校から中日に入団した、西川 健太郎投手も2軍で好投しているという。
釜田の初勝利、大いに刺激を受けたことだろう。
高い目標に向かって、2人のライバルが一歩一歩成長している。