アナウンサーマガジンのトップに戻る

稲垣真一のリフレ日記

松井秀喜選手の引退会見、感慨無量でした。

同じ昭和49年、石川
生まれ。
甲子園の五打席連続敬遠の時は、
玉川図書館の学習室で
受験勉強そっ
ちのけでラジオにかじりつき、悔し涙を流しました。

実は「いつか
松井選手にインタビューできるかもしれない…」というのが
アナウンサ
ーを目指した大きな理由の一つです。

そしてその夢は
、2007年にNYで叶いました。
全身にまとった「スーパースタ
ー」のオーラを間近で感じられたこと、
そして石川から来た子供達
の願いに応え、ヤンキースタジアムで
二本もホームランを放っ
てくれたことは、私の一生の思い出です。

「今、自分にかけたい言葉は?」という質問に対し、
「もう少しいい選手になれたかもね」と答えた松井選手。
20年間、毎日毎日、誰よりも努力を積み、
スーパースターとしての名声を手に入れたのに、です。

どこまでも上を目指す飽くなき意欲、そして妥協を許さない厳しさ。
最後まで、松井選手の美学は、不変でした。

世界一のプレーに、どん
な時でも誠実な人柄。
私にとって松井選手は、憧れであり、誇りで
あり、
「松井が頑張っとるから俺も頑張ろう!」と
人生の節目節目
で奮い立たせてくれた「人生の道しるべ」でした。

松井選
手の20年間に思いを馳せながら、
自分自身の20年を振り返り、
明日への一歩の活力にしたいと思います。

松井選手の言葉にあるように

一歩一歩階段を上るように、目標を決めて努力することが
未来へ、そして自らの夢へ向かう決意
であり、
努力できることが才能なのですから。

松井選手、本当にお疲れ
様でした。
そして20年間、夢を見させてくれて、本当にありがと
うございました!!

2012年12月28日
石川テレビ 稲垣真一