「映画 深夜食堂」

こんにちは!お元気ですか?hikaruです!
 
暦の上では“春”というのに、まだまだ寒い日もありますね。そんなときに観たいのは、やっぱり!心があたたまる映画今回、私がオススメするのは、心と体を優しく包み込んでくれる人間ドラマ、『深夜食堂』です。

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深夜12持から朝7時まで営業している食堂“めしや”を舞台に、様々な人生が描かれているこの物語。マスターは、物静かで口数が少なく、だけどそっと見守ってくれる優しさと、その時の気分に合わせたお料理を提供してくれる人で、そんなマスターの元には、いつも大勢のお客さんがやって来ます。
 
愛人を亡くした三十路女。
夢を見て上京してきたものの、途方に暮れている少女。
最愛の妻に先立たれた男。
その男が再び恋をしたOL・・・
新宿ネオン街の路地裏という場所もあってか、このお店にはちょっとワケありな人も多く、人間味に溢れています。

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(C) 2015安倍夜郎・小学館/映画「深夜食堂」製作委員会
 
中でも私は、多部未華子さん演じる、新潟県から上京してきた少女の物語に、深く共感・・・!夢を見て打ち破られて、だけど“めしや”に出逢ったことで、もう一度立ち上がっていく様子に感涙し、他人事とは思えないほど心が動かされました!
 
今回取材させていただいた松岡錠司監督にそのことをお話しすると、
「それは、君が多部未華子とシンクロしたんだよ。」
とのこと。
本作は、映画を観る様々な人が、様々な登場人物に気持ちを委ねられる作品にしたかったという松岡監督。そこには、計算し尽くされた構成があったそうで・・・
「みんな、日常を這いつくばって生きている。そこを上手いこと描いて共感を持たせるというのは、本当にむずかしかった!『ふ~ん』と見ていても、急に自分の中に何かが訪れ、気づけば涙腺が緩んでいた・・そんな映画に仕上がったと思う。
と本音を聞かせて下さいました!
 
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また、名優・小林薫さん演じるマスターの、独特な雰囲気や人を惹き付ける魅力を出すにあたっては、松岡監督の監督魂と小林さんの俳優魂のぶつかり合いだったそうで、
「この映画は、僕と小林さんだからこそできた!」
と自信たっぷり
 
そして
「この食堂の魅力は、肩肘張らずに誰でも受け入れてくれるところと、マスターや他のお客さんの、話を聞いてもくれるが、ほっといてもくれるところ。そして、他の人がふと漏らした一言が、自分の人生にとっての要で、何かを気付かせてくれたりもする。じつはそういうきっかけって、家族よりもこういう場所(食堂・居酒屋)の方が行われやすいんだよね。
と、教えて下さいました。
 
映画だけど、もはや自分も、食堂“めしや”の客のような感覚で、心をあたためてもらえる『深夜食堂』。見終わったあとには、じんわりとした感動と、明日への一歩を踏み出す勇気が湧いてきます。
度々登場する、おいしそうなお料理も見所!
私は映画館で、おなかをぐーっと鳴らしてしまいました。(笑)
みなさんもぜひ、劇場、いえ、『深夜食堂』に足を運んでみてください☆