「真夜中の五分前」

みなさん、お元気ですか?はつみです!
今回は、切なくもロマンチックな愛のミステリー「真夜中の五分前」の登場です。そして、わたくしはこの作品を手がけた行定勲監督に直撃してきました

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行定監督は、「世界の中心で、愛をさけぶ」「今度は愛妻家」など、これまでに様々な愛の作品を手がけてきましたが、また新たな愛の物語を作り上げました。
物語の主人公は、三浦春馬さん演じる時計店で働く青年リョウ。ある日、彼はひとりの女性、ルオランと出会い、恋に落ちます。でも、幸せは長くは続きませんでした。ルオランが旅行先で事故に遭い、命を落としてしまいます。
実はルオランには双子の妹がいたのですが、その妹・ルーメイだけが生き残ってしまうのです。しかし、生き残ったのは本当に妹のルーメイなのか。それを不審に思ったのは、ルーメイの婚約者、ティエルンだったのです。本当に、生き残ったのは一体どちらなのか。愛の行方は思いもよらぬ方向に・・・。

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(C) 2014 “Five Minutes to Tomorrow” Film Partners
 
映画はラブストーリーですが、この作品には、ある意味ホラーのような怖さがあると
思いました。だって!もし、自分の愛する人と、見た目も性格も同じ人間がいたら・・・。なんだか怖くなりませんか?!(◎_◎;)
自分の好きな人くらい見分けがつくよ、って言い切れますか?
「人は、一体何を基準にして人を愛しているのか」「人を愛するとは何なのか」
そんなことを考えてしまいました。
 
そして「真夜中の五分前」というタイトルにも注目です。私達は普通、時計の針をずらすなら五分早目にしますが、リョウは得した気分になると五分遅らせています。未来への希望の時間と監督はおっしゃっていましたが、この現実の時間との五分のずれがとても深いのです。そこは劇場で観て感じてくださいね^ ^

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また、ラストシーンを観たらきっともう一度観直したくなる作品だと思います。もし2度観るなら、ぜひ”音”にも注目してみてください。行定監督の世界観の秘密は”音”にあり!重要なシーンにこそ、なんの音も足さないのですって!だから、役者の表情やふとした音がすごく引き立っていて、より映画の中に引き込まれてしまうという訳なのです。みなさんも、その感覚、ぜひ劇場で味わってみてくださいね!
「真夜中の五分前」は、現在公開中です。