気温と冬の服装
11月12日は明治の初期に和服の礼服を禁止し、
洋服を採用すると言った法令が出された日で「洋服記念日」とされています。
洋服のなかでも、これからの季節、そろそろ、コートが活躍しそうな時期に入りますね。
気温とコートやダウンジャケットの関係です。
個人差はありますが気温15℃以下になると、厚手のニット、綿のコートが必要になります。
また、気温10℃以下だと、厚手のコート・マフラー・手袋など必要になります。
ブーツもそろそろかもしれません。
さらに、気温5℃以下だと、ウールコートやダウンジャケットなどが必要になります。
ではここでクイズ
トレンチコートが 最初につくられた国はどこでしょうか?
A・アメリカ B・日本 C・イギリス
正解は C・イギリス
第一次世界大戦中のイギリスで、トレンチ(trench)とは「塹壕 (ざんごう)」といい、深い溝を意味します。
軍人が敵の攻撃から身を守るために掘った穴・溝のことで、戦中、軍事用の防寒コートだったのです。
肩の部分にあるのはエポーレット。
階級を示すバッジを付けたり、双眼鏡などが 肩から滑り落ちるのを防ぐために取り付けられたものです。
また、戦中に仲間が倒れた際は、この部分を引っ張ることにも役立ったそうです。
胸にある、カバーのような生地はガンフラップといい、
銃を撃った時の衝撃から、体を守るためのものだったのです。
さらに、腰に巻くベルトには D字型の金具がついていて、Dリングといいます。
手榴弾などを吊り下げるための装備なのです。
トレンチコートは、戦時中の原型が、今も 保たれているのです。