気象庁に導入される最新スーパーコンピュータ
気象庁は6/5(火)、新たなスーパーコンピュータを導入します。
では、今回導入されるスーパーコンピュータは、
現在のシステムの 何倍の処理能力があるでしょうか?
A・約2倍 B・約5倍 C・約10倍
正解は C 約10倍です。
気象庁にコンピュータが最初に導入されたのは1959年、およそ60年前です。
当時の処理速度を1とすると、
現在のスーパーコンピュータの能力は、その約1000億倍。
今回導入されるものが現在の10倍ですから、初期のものよりも、
およそ1兆倍もの能力があるんです。
このスーパーコンピュータ導入により、
「降水短時間予報」の予報時間が 現在の6時間先から、15時間先まで予報できるようになります。
そして台風の予報に関しても、台風の中心気圧や最大風速等の予報期間が
現在の3日先から、5日先まで出来るようになります。
システム上、今年は間に合いませんが、来年の台風情報が変わります。
さらに、2週間先までの気温予報も今後改善します。
これまでは、平年より高い(もしくは低い)確率が何%という表現しか出来ませんでしたが、
今後は何℃という気温の値で、毎日発表出来るようになるなど、予報の精度向上が期待できます。