冬の天気の3つの「れ」
冬らしくなってきましたが皆さん
冬の天気の3つの「れ」ってご存知ですか?
正解はあられ・みぞれ・しぐれです。
「あられ」は直径が5ミリ未満の氷の粒のこと。
「みぞれ」は雨と雪が同時に降ってくる現象です。
では「しぐれ」はどんな天気でしょうか。
漢字で「時雨」と書きます。
しぐれは晩秋から初冬にかけて降ったり止んだりする雨のことです。
にわか雨、通り雨とも言いますね。
「しぐれ」の語源は諸説ありますが
通り過すぐる雨という言葉の「すぐる」が変化して「しぐれ」になったと言われています。
この「あられ・みぞれ・しぐれ」といった
冬の天気をもたらすのは、冬に発達するシベリア高気圧です。
名前の通り、シベリアを中心にした高気圧で冷たい空気でできています。
さらに、このシベリア高気圧は冬の日本に厳しい寒さをもたらします。
シベリアの南側にはこのように標高の高いヒマラヤ山脈やチベット高原があります。
この山脈や高原が寒気をせきとめるため、どんどん冷たい空気がたまり高気圧が十分に発達すると
日本に向かって冷たい空気を吹き出します。
冬本番といったところですね。