もうすぐお正月 奥深いしめ縄の世界
まさに、これからピークを迎えるしめ縄作りの作業場を見せていただきました。
穏やかな里海に恵まれた能登・穴水の「濱中商店」では、
朝から、町の人が集まって作業が始まっています。
濱中商店の社長 濱中弘良さん(83)と奥様 美枝子さん(78)は
しめ縄づくり歴53年以上の大ベテラン。
濱中商店では9月から年末にかけて、
ピーク時は20人の地元の人たちと協力し、
およそ3万個のしめ縄を作って出荷しています。
県の内外からここのしめ縄が欲しいと予約が殺到します。
そんな人気の秘密は、このキレイな青色のワラ。
濱中さんが、自分の作品に悩みを持ち、
何かいい方法は無いのかと発案したのが、
青々とした稲で作ったしめ縄。
新年にふさわしい青いしめ縄が人気を集めているそうです。
昔ながらの伝統と人の暖かさを感じる濱中商店のしめ縄・しめ飾り。
10日以降より、いよいよ出荷のピークを迎えます。
穴水の作業場がにぎやかになります。
【濱中商店】
鳳珠郡穴水町甲子字151
電話:0768―58―1036
営業時間:午前9時~午後4時30分
スタジオではしめ飾りについて改めておさらいしました
☆しめ縄の意味
・お正月にしめ縄を飾る理由は次のうちどれでしょう?
A:家族団らんを願って
B:年神様を迎えるため
C:農家の家の印
D:晴天を願うため
正解=B:年神様をお迎えするため
年神様を迎えるため、「神聖な場所を示す印」としてしめ縄を飾るとされています。
お正月を迎えると、五穀豊穣を叶えてくれる年神様が降りてくると考えられていました。
年神様は古い年の不浄を断ち、家を清めるといわれています。
☆しめ縄を飾る時期
【はじめ】
「松の内」と呼ばれる、12月13日に飾り始めます。
最近では、クリスマスもあるので、25日以降に飾られていますね。
★縁起のいい日
12月28日・・・「八」が末広がりで縁起が良い
★避けたい日
12月29日・・・「二重苦」という語呂
12月31日・・・「一夜飾り」
【終わり】
お下げする日は、「松納め」と呼ばれる1月7日が一般的です