石川県輪島市の中心部では毎年8月22日から25日の4日間、市の中心部の神社で
連夜、祭りが繰り広げられる。総称して「輪島大祭」と呼ばれ、神輿が海に入って
暴れたり、伝統産業の輪島塗のキリコが回転して心意気を競い合うなどそれぞれが
特色ある祭りを展開する。
フィナーレを飾るのは輪島崎町。200世帯が暮らし、その大半が漁業に携わっている。
祭りを取り仕切る青年会の会長を務める二木賢太郎さん(41)も、巻き網の漁師で
この祭りが一年の折り返しとなり、後半の大漁に向けての弾みとなると話す。
神輿が街中を駆け、大松明の御幣を奪い合うという漁師町ならではの勇壮な祭り。
そこに賭ける人たちの姿を紹介する。