石川県志賀町増穂浦は美しい砂浜が広がり、鎌倉の由比ヶ浜、紀州の和歌の浦と共に

美しく小さな貝が打ち寄せる日本三名所の一つに数えられている。

そこで生まれ育った濱口初美さんは、故郷の貝の魅力を発信する歌仙貝装飾デザイナー。

歌仙貝とは和歌に歌われている貝のことで、元禄時代にはその貝を集めながら歌を覚える遊びが全国で流行したという。

徐々に廃れていったが、濱口さんの子どもの頃まで増穂浦周辺では残っていて、友人たちと競って拾い集めた。その懐かしい思い出と共に、濱口さんにとって故郷の貝は人生を支えてくれた大切な宝物でもありました。

恩返しの気持ちを込めて、貝細工を作り続ける濱口さんの思いを伝えます。