“のまりん”の愛称で子供達に親しまれている野間成之さん(78)は
年間およそ230か所で300回以上も紙芝居を上演している。
元々は小学校の先生で、特別養護学校に勤めていた30代の頃
子供達と心を通わせる良い方法がないかと探す中で紙芝居と出会った。
それから約45年、退職後は日本生まれの「紙芝居」という文化を広めようと
海外で公演をしたり、演じ手の育成にも力を注いでいる。
声は心に溜まり、お話の登場人物は心に住みついて、いずれ子供達の生きる支えや
知恵となる。『声は肥(こえ)』。そんな思いで活動を続ける野間さんの思いを伝える。