古き良き時代の物や心を大切にする金沢らしい場所だと、最近、国の内外から

注目されているのが「金沢蓄音器館」。およそ600台の蓄音器を収蔵し、

その内の150台を展示されている。特に人気を集めているのは一日３回開かれる

聴き比べの実演で、100年前のエジソンの蓄音器から、蓄音器の王様クレデンザなど

10台の蓄音器を歴史や特徴などの解説付きで実演する。

この蓄音器館のオープンに大きく関わったのは現在の館長、八日市屋典之さんの

父、浩志さん。昭和50年ごろ、蓄音器が捨てられているのを見て

「いずれ、この音が無くなってしまう」と収集し始めたのが始まりでした。

父の思いを受け継ぎ、蓄音器の実演や修理などを続け、心和む時代の音を守る

八日市屋さんの思いを伝えます。