放送日:2019年2月9日
幸せ届ける 面様年頭
能登半島の北、石川県輪島市には、およそ400年の歴史があるといわれる
神事『面様年頭』が伝わる。
面様と呼ばれる夫婦の神様が家々を回り、家の主から年賀の挨拶を無言でうけ
家内安全や豊漁などを祈りというもの。国指定の重要無形民俗文化財に
指定されているが、去年秋には『渡来神 仮面・仮装の神々』の一つとして
ユネスコの無形文化遺産に登録された。
伝統を守る町の一つ、輪島市輪島崎町は港に沿って集落があり、
およそ半数が漁師や魚の行商など海に関わり暮らしている。
この町では小学6年生の男児が中心となり面様を務めるが、大人たちの真摯な思いに
触れ少しずつ成長する子供たちの姿や伝統を守る大人たちの思いを紹介する。