4年前に「どぶろく特区」に認定された中能登町では、
農家が自ら育てたコメでどぶろくを造り、
自宅を開放したレストランなどで客に振る舞っています。
自然農法で米作りをしている田中良夫さん(67)は
町内で第一号となるどぶろくの醸造家です。
コメと米麹と水で造る「どぶろく」は、
もろみを濾さないためコメ本来の甘味や旨味が楽しめ、
発酵の具合でどんどん味がかわります。
どぶろくは能登の風土と人の魅力が伝わる酒。
田中さんは造り手の輪が広がることで、町の魅力も発信できると
考えています。そんな田中さんの思いを伝えます。