放送日:2018年12月8日
冬の思い出の真ん中に
金沢市南部の旧鶴来街道沿いにある四十萬谷本舗は140年続くお漬物や発酵食品の店。
今年も2週間ほど遅れて、冬の金沢の御馳走の一つ『かぶら寿し』の漬けこみが始まった。
かぶら寿しは一般的な酢飯を使ったものではなく、
塩漬けしたカブラに塩漬けしたブリをはさみ込み、米麹に漬けこむ馴れずしの一種。
ルーツは藩政時代に遡るといわれ、金沢では正月や暮れの贈答品にも使われている。
『四十萬谷本舗』の6代目となる四十万谷正和さん(35)はおととし、家業を継ぐために
金沢に戻ってきた。大学を卒業後の10年は大手食品メーカーに勤務していて
その体験を通して、食の大切さを見直したという。
まだまだ1年生と話す四十万谷さんの奮闘と思いを伝えます。