放送日:2018年6月2日
港町の誇り 小木とも旗祭り
毎年5月2日と3日に開かれる石川県能登町小木の「とも旗祭り」は海を舞台に繰り広げられる港町らしい勇壮な祭りです。
とも旗と呼ばれる高さ20メートルの旗を立てた9つの船が笛や太鼓に合わせて、
リアス式の美しい海岸を巡り、航海の安全と大漁を願います。
小木は函館や八戸に並ぶイカ釣りの日本三大漁港の一つ。
最終日には中型のイカ釣り船が一隻代表して、
神輿を乗せた船と9つの旗を曳いてパレードする姿は壮観で、多くの人を魅了します。
シンボルとなる旗は毎年、集落総出で和紙をつなぎ装飾する手作りで、
地域の人々の絆を深める役割も担っています。
今年は強風や濃霧であいにくの天候となりましたが、漁師町ならではの天候を呼んだ
臨機応変の対応や、変更を団結して乗り越える絆の深さを感じる年でもありました。
その祭りに託した人々の思いと勇壮な祭りの一端を紹介します。