金沢のタケノコは雪の下で育つため、旨みが強く、甘みがあります。
地元のブランド野菜・加賀野菜の一つにも認定されていて
金沢の食卓には欠かせない食材です。
金沢市小原町の中山光圀さん(64)はタケノコ農家の3代目。
竹林は集落より上の標高300メートルにあるため、
市内の他の地域より最盛期が一週間ほど遅くなり
毎年、シーズンが始まると気がはやります。
今年は二年に一度の豊作の年・表年にあたるため尚さらです。
中山さんにとって、春は恵みの季節と共に
前の一年をどう自然と向き合ったか問われる時期でもあります。
自然と謙虚に向き合う中山さんの恵みの時を追います。