能登に春の訪れを告げる国指定の重要無形民俗文化財「アマメハギ」が今年も行われた。
「アマメ」とは、囲炉裏などに長くあたると出来る火ダコ。
アマメハギは輪島市能登町の一部で正月や節分に行われる伝統行事で
鬼役が家々を回り、「アマメ」と叫びながら人々の怠け心を戒めます。
中でも、能登町秋吉地区では途絶えることなく毎年節分に開かれていて
集落の人々が衣裳の蓑や前垂を作り、小中学生が鬼役となり伝統を守っています。
恐ろしいはずの鬼ですが、秋吉地区ではみな、笑顔で迎えます。
高齢化と過疎が進む集落で、鬼は人々をつなぐ重要な存在。
集落を一つにする鬼たちの活躍とそれをつなぐ集落の人達の姿を紹介します。