能登半島の中ほど、石川県七尾市。
昔から能登の文化と交通の拠点として栄え、市の中心部には今でも老舗が軒を連ねます。
その内の一つが、大正時代から続く醤油蔵・鳥居醤油店です。
3代目の鳥居正子さんは、この道に入って30年。
「物をつくると生きているときには、神が宿る」
そんな先代の教えを大切に、手間ひま惜しまず、天塩にかけて…。
昔ながらの道具を使い、とにかく、手にこだわり醤油作りをしています。
そんな鳥居さんが作る醤油は、まろやかで優しい味わいで
能登の味として地元の人はもとより、観光客も買い求めにくる。
醤油は秋から春にかけてが仕込の時期。
大切な故郷の味を守り続ける鳥居さんの姿を伝える。