石川テレビ

放送日:2017年12月9日

金沢彩る 三絃師

加賀百万石の城下町、金沢では、

藩政時代の茶屋街が今も残り、芸どころとして全国に知られています。

そんな街を支える一人が、三味線を作る職人・三絃師の岡部将英さん(42歳)。

140年の歴史を持つ北陸唯一の三絃師の店「福嶋三絃店」の5代目です。

 

もともと岡部さんは東京生まれで、都内で会社勤めをしていました。

しかし、先代の娘さんとの結婚を機にこの世界に入ることを決意します。

三味線は精工で緻密な楽器で、一丁作るのに1か月、年間で十数丁しか作れません。

しかも、熟練の技と経験が頼りとなります。

厳しい職人の世界ですが、岡部さんの仕事ぶりは茶屋街でも高く評価されています。

 

三味線は金沢の花街を彩る大切な音。

伝統と風情ある金沢を三絃師として支えていきたい・・・。

そんな岡部さんの思いを伝えます。