この秋はシリーズで石川の巨匠たちの美と技を紹介。
第二回は「釉裏金彩(ゆうりきんさい)」の重要無形文化財保持者、
いわゆる人間国宝の吉田美統さん(85歳)。
吉田さんが作る金で彩られた華やかな九谷焼。
金箔の上に釉薬をかけて作られる釉裏金彩という技法で作られています。
50年ほど前、この地で生まれた新しい技法に、
創意工夫を重ね芸術の域まで高めています。
「伝統を守ることは、新しいものを生み出し次の世代に渡していくこと」
吉田さんは、これまでにない焼き物を次々と生み出し、
日本の陶芸に新しい風を吹き込んでいます。