石川県白山市にある「浅野太鼓楽器店」は
3尺以上の大太鼓では国内シェアのおよそ7割を占める打楽器メーカー。
歴史も古く400年前の江戸時代にさかのぼる。
現在、その店を取り仕切るのは18代目社長の浅野恭央さん(48)
木の仕入れから仕上げまでに約10の工程があるが
浅野さんは職人として、響きを決める最後の工程である『革張り』も自ら担当する。
太鼓はその土地の風土や打ち手によって音色も響きも変ってくる。
そのため、浅野さんは客が求める音を探るために祭りに参加したり
現場に赴いたりして努力を重ねてきた。
打ち手の魂が込もる唯一無二の響きを生み出すため
日々精進する浅野さんの姿を伝える。