放送日:2017年4月8日 能登の炭焼き職人 加賀百万石の伝統と文化が残る石川県では、 昔から茶道が盛んで、今も多くの人が嗜んでいます。 その席に欠かせないものの一つが、湯を沸かす炭、お茶炭です。 最も良いとされるのがクヌギの木を使った物で 断面が菊の花に似ているため、菊炭とも呼ばれています。 能登半島の先端、珠洲市には、その最高級の菊炭を焼き上げようと 日々、精進する職人がいます。 県内で唯一、専業で炭焼きをしている職人、大野長一郎さん(40)です。 右肩下がりといわれる業界でお茶炭に活路を見出した大野さん。 その思いを伝えます。