石川テレビ

放送日:2017年3月4日

水鳥と人が暮らす片野鴨池

日本有数のガン・カモ類の越冬地、片野鴨池。

冬になると国の天然記念物のマガンやヒシクイなど数千羽の水鳥が飛来します。

 

この場所はただ手つかずの自然が残っていたわけではなく、江戸時代から人の手によって作り守られてきました。

近くの農家は冬のたんぼに水を張り、カモたちのえさ場にしています。

また坂網猟と呼ばれる特殊な猟を行う人たちがいて、鉄砲を一切寄せつけませんでした。

 

1993年には、水鳥の生息に重要な湿地として国際的に認められラムサール条約に登録。

水鳥と地域の人との関わりが、世界的にも注目を浴びています。