放送日:2016年9月24日 武士が生みだした加賀毛針 金沢で古くから作られている加賀毛針。 色鮮やかな毛や羽根で作られた鮎釣り用の針です。 天気や水温で鮎の食いつきが違うため、多くの種類があります。 江戸時代、武芸鍛錬のため鮎釣りが奨励された加賀藩の武士が、縫い針を曲げて作ったのが発祥と言われています。 金沢市安江町の目細八郎兵衛商店は、加賀毛針を作る老舗。 職人が繊細な作業で、実用と美しさを持った工芸品を作り出します。 また、伝統の技をいかした新たなもの作りも行っています。 武士が生みだした技と美が、今も加賀毛針に生きています。