石川県羽咋市の写真家・渋谷利雄さん(79歳)は、能登の祭りに魅せられて50年。
これまで50万枚以上の写真を撮り、写真を通して能登の魅力を全国に発信してきた。
渋谷さんが能登の祭りを本格的に撮り始めたのは、珠洲市蛸島のキリコ祭りを見てから。羽咋市周辺ではキリコ祭りはなく、勇壮さを競う奥能登のキリコの素晴らしさに驚きと感動を覚えたからだ。
以来、どんどん能登にのめり込みキリコだけではなく、知られざる奇祭や風習も撮影し、世に知らしめてきた。
そんな渋谷さんが自身の半生を振り返り感じるのは、能登の人々の温かさと自然への思い。
写真を通じて、能登の魅力を発信しつづける渋谷さんを紹介する。