奈良雄一さん(39)は暮らしの道具をつくるデザイナー。
東京出身の奈良さんは、大学卒業後、イタリア・ベネチアへ渡り、ガラス工房や設計事務所でセンスを磨きます。
本当に自分の作りたいモノは何か?進むべき道を模索していた時、心機一転、妻・千重さんの故郷七尾市へ。
そこで目の当たりにしたのが、穏やかな内浦の海と豊かな自然と恵み。
能登は奈良さんを受け入れ、いろいろなことを教えてくれました。
「“無い”ことが“ある”・・・」
そんな思いに行きついた奈良さんは、今、土に触れ、能登の恵みにあふれた暮らしをしています。そして、大切なことを教えてくれた能登をデザインに映しこみ、カタチにしています。