放送日:2016年3月19日 表具師・伝統を支えて 茶の湯の世界には『掛物ほど第一の道具ハなし』という言葉がある。 茶席は一期一会。掛け軸はその心を伝える大切な道具の一つです。 そんな茶席を陰ながら支えているのが表具師。 本紙と呼ばれる書や絵の部分を引き立てる表装のセンスと、その意味を読む造詣の深さ、そして高度で根気のいる職人技が必要となります。 石川県七尾市の磯慶太郎さんは、祖父や親の代から続く表具店を引き継ぐ若き表具師。 今回は一幅の掛け軸を修理する工程を通して、この道にかける磯さんの思いを伝えます。