石川県加賀市にある菅生石部神社(すごういそべじんじゃ)。
この神社に1300年受け継がれている祭りがあります。
「御願神事(ごんがんしんじ)」通称、竹割まつりと呼ばれ、白装束に身を包んだ氏子が、境内で青竹約450本をたたき割る。そして田畑を荒らす大蛇に見立てた約20メートルの綱を引きずり回し大聖寺川に投げ落とす。
割れた竹は魔よけや、箸にすると虫歯にならないなどの御利益があり、参拝客は競うように持ち帰ります。
この地に春を告げ、平和と五穀豊穣を祈る祭り。
長い間、守り伝え抜いてきた氏子たちの思いとは。