放送日:2023年1月7日
祖父の開いた道を 竹工芸・橋本紗織
石川県の稀少伝統工芸品に指定されている竹工芸。
加賀藩では茶道や華道の隆盛とともに発展してきました。
その中で独自の竹工芸を生み出してきた橋本仙雪(せんせつ)さん。
昭和、平成にわたり活躍してきました。
その作品に魅了された1人、孫の紗織さんです。
大学卒業後、会社員をしていましたが、祖父の意思を継ぎ、
その名を残そうと、竹工芸の世界に足を踏み入れます。
「このまま名前が埋もれて行くのが、すごくさみしい気がして、
自分が頑張ればおじいさんの名前が出てくる。
そういう思いも抱えながら、自分の作りたいものを作って
竹工芸の道を究めていきたいなと思っています。」
灯りが消えそうな石川県の竹工芸を守り、
祖父の技を伝えていこうと手を動かし続けています。