輪島塗を代表する漆芸家の1人、三谷吾一さん96歳。
輪島塗の伝統的な加飾技法、沈金を用いて色彩豊かで優美な作品を生み出してきました。
大正8年に生まれ、太平洋戦争開戦の年に作家としてスタートを切った三谷さん。
貧しい時代の中でも創作への想いだけは絶やさず精進を重ね83歳で、芸術界の最高峰、日本芸術院の会員になりました。
その原動力となったのは、挑戦し続ける心と妻の支えでした。
沈金の世界に入って80年。
これまでの作家活動を振り返りながら創作に明け暮れる96歳の今を、最新鋭の4Kカメラで映し出します。