放送日:2021年11月27日
巨大にして美味 沢野ごぼうをつなぐ人
能登の伝統野菜「沢野ごぼう」を栽培する堂脇俊一さん(80)。
沢野ごぼうは大きいものになると500円玉ほどの太さで長さは1mを超すものもあります。
このゴボウは、沢野地区周辺の粘土質の特殊な土壌でしか育ちません。
しかし、この重たい土が重労働につながり高齢化した農家が栽培をやめてしまうケースも多く現在は「幻の野菜」とまで言われるほどにその生産量は激減しています。
「昔はいかに大きいものを作るかだったけど今は、いかに売れるものを作るかに変わった」と堂脇さん。
また、土木業を営む沢野哲さん(65)は、ふるさとの味を守りたいと10年ほど前から事業としてゴボウ栽培をはじめました。得意な分野を活かし、重労働と言われる畑の耕しや、収穫時の掘り起こしに大型重機を活用。
効率化をはかり生産量アップにつなげられたらと話します。
沢野ごぼうを未来につなぐため 土と向き合う沢野の人たちをご紹介します。