放送日:2021年8月28日
骨接ぎの手が生むスモークチーズ
3年前、石川県小松市で開発されたスモークチーズが、
ふるさと納税の商品になるなど新しい名産品となっています。
作っているのは接骨院の院長、百井和浩さん。
10年前、患者の1人が作った自家製のスモークチーズを食べ
その味に感動したのがきっかけでした。
多くの人にこの感動を知ってもらいたいと、
燻製作りを始める百井さんですが、はじめは失敗の連続。
くん製作りに一番重要な温度管理、
最初は温度計を使っていましたが・・・
今では計るのは接骨院で患者を診る手です。
「得意な手を生かして箱を触るんです。くん製の箱。
そうするとくん製の熱だとか、外気温だとかがすごく伝わってきて、
そのときの状態が、中を見なくても分かるんで・・・」
納得のいくスモークチーズを作り上げるまで8年。
「骨のあるチーズ」として商品化され、
百井さんが感動した味わいは全国に広がっています。