古くから能登の交通と文化の要所として栄えた石川県七尾市には
藩政時代や明治・大正など昔ながらの伝統が暮らしに息づいています。
嫁ぐ娘に親が花嫁のれんを贈るのもその一つで、
その風習を後世に伝えたいと歴史ある商店街の女将たちが中心となり
毎年、一組の新郎新婦を公募して、街中を練り歩く『花嫁道中』をして
『花嫁のれん』をくぐってもらい、町を挙げてお祝いをしています。
今年、その風習を受け継いだのが七尾出身の女性でした。
コロナ禍で迷いながらの実施でしたが、女性には町を思う熱い思いがありました。
女性の願いを叶えようと町が一体となり、温かな空気が流れた今年の花嫁道中の様子と女性の思いを伝える。