人生の重要な場面に立ち会う朱のしるし。
印鑑は使う人のゆるぎない意思を示します。
そんなはんこを150年作り続けてきた老舗が、
石川県金沢市にあります。
ツルミ印舗 5代目の鶴見昌平さんは、
どんな目的でどう使っていきたいのか、
使う人と相談し、イメージを作り上げ、
1つ1つ手彫りで仕上げています。
文字の美しい曲線を見つけるため、
日本3名園の一つ兼六園に足を運ぶことも。
日本庭園の美しさまでも、はんこに閉じ込めています。
わずか1,2センチの円の中を
鶴見さんは、全身全霊をかけて彫り込んでいます。