石川テレビ

放送日:2021年4月24日

木片から感動を 木地師

お椀に浮かぶ独特の木目。幹から芽吹く枝の模様に、
蒔絵を施しています。1つとして同じ模様はありません。
これまで加工がむずかしと、捨てられれていた節のある木材に
新しい価値を芽生えさせました。考案したのは、久保出貴雄さん。
山中漆器の木材を加工する会社のあとつぎです。

父であり社長の章二さんは、問屋からの注文が減り続けるなか、
このまま廃業する予定でした。しかし貴雄さんはあとを継ぎ、
自分たちが誇れる商品の開発に乗り出したのです。
継ぎ目がなく、1つの木片から削り出したワイングラス。
そして食器洗い機にも使える技術を開発。

木材を加工して形を作る木地師。その技と代々続く思いが、
木の美しさをこれまで以上に引き出し、人々に感動を与えています。