石川テレビ

放送日:2020年8月8日

生活をデザインする金沢の鋳物

金沢市松村にある創業306年の金森合金。

日本のH2Aロケットの部品づくりも手掛ける実力派の鋳造所です。

ここに4年前、東京の広告代理店勤務を経て後継者として入社したのが

現社長の長女、高下裕子さん(34)です。高下さんは、大企業からの受注品だけではなく一般の人にも使ってもらえるような鋳物製品を作りたいと

生活雑貨ブランド「釜八」を立ち上げました。商品のコンセプトは普段の生活の中で

気軽に使ってもらえるものです。「針のない剣山」は、子どもと一緒に生け花を楽しみたいと思ったのがきっかけで商品化。銅がもつ殺菌効果で水がきれいに保て花が長持ちしたり、経年美化も銅製品ならではの面白さです。

ものづくりが楽しくてたまらないという高下さん。「釜八」の新しい商品が 若い人たちにも鋳物の良さを知ってもらうツールになればと話します。