石川テレビ

放送日:2015年10月3日

親から子へ 加賀手まり

金沢の伝統文化のひとつ「加賀手まり」

かつて、母がこしらえ、嫁ぐ娘に持たせたものでした。

嫁ぎ先での幸せとやがて生まれくる子どもの健康を願って。

 

金沢市の手まり作家小出孝子さんが、手まり作りを教わったのは姑の小出つや子さん。

美しい模様の手まり作りを受け継ぎました。

手まり教室を開き、つや子さん亡き後も、その伝統と技を多くの人に広めています。

また娘の大西由紀子さんは、裁縫道具「加賀ゆびぬき」の作家として活躍中。

孝子さんとつや子さんが、手まりとあわせて作っていたゆびぬきの技を受け継いでいます。そして由紀子さんは今、手まり作りにも挑戦しています。

 

親から子へ、三代の女性に受け継がれる加賀てまり。

彩り美しい手まりと金沢の女性の思いを映し出します。