石川テレビ

放送日:2020年5月9日

伝統と革新 六佑 加賀水引に託す思い

立体的で華やかな加賀水引。100年以上前、津田左右吉氏が考案したもので

現在は、野町にお店を構える津田水引折型で、その技が受け継がれています。

工房の5代目、津田六佑さん(38)は、サラリーマンを経て6年前、家業を継ぎました。加賀水引は、「和紙で包み」「結び」「文字をしたためる」、この3つがセットで心と心を結び、人を敬う気持ちを形にしたものものだと言います。

また、六佑さんは、伝統を守る一方で工芸展への参加や、アクセサリー作りなど一見、伝統とはかけ離れた分野の作品づくりにも挑戦しています。

その背景には、新しいデザインの水引細工を見た人が、本当の加賀水引の意味を知るきっかけになればとの狙いがあります。