放送日:2019年12月7日
赤の世界観 版木アート
鮮やかな赤と白のコントラストが印象的な版木アート。
一つ一つ手作業で掘り出された線は、真っ赤な色によって幻想的な絵が浮かび上がる。
この作品を手掛けるのは、版木アーティストの横野健一さん。
横野さんの作品は、版木そのものを、赤と白で彩り、作品にしたもの。
白と赤に塗り分けられた世界は、日本人によりなじみのあるもの。
そして、何より「美しいから。ただそれだけ。」と横野さんは言う。
ここ、石川は、伝統工芸の町だから、現代アートは生きづらいのが現実。
しかし、ここで挑戦するのは・・・【伝統工芸に負けない!馬鹿にされたくない!】
反骨精神が、作品を前に進める原動力となる。
横野さんにとっては、石川は芸術を続けるうえで、大切な思いを引き出してくれる、
場所。絵に魅せられて作家として、「絵」を続ける、そんな横野さんの作品の魅力や思いについて迫ります。