加賀ゆびぬき作家の大西由紀子さん。
学生時代に金沢を離れたことをきっかけに、ふるさとのものを身近に置きたいと作り始めたのが「加賀ゆびぬき」でした。
昔は裁縫箱には必ず入っていたゆびぬきですが、今は金属や革のものが主流となり、加賀ゆびぬきは使う人も作る人もおらず、廃れかけていました。
大西さんは金沢や京都大阪でゆびぬき教室を開き、その魅力を伝えています。
裁縫道具の枠を越え、今では身に着けるアクセサリーとしても人気のある加賀ゆびぬき。大西さんと教室の生徒さんたちで作る「加賀ゆびぬきの会」は、
作品展などを定期的に行い、個性あふれる作品を発表しています。