石川テレビ

放送日:2019年11月16日

海を渡ったリズム

力強い音色と軽快なリズムが特徴の津軽三味線。

一川明宏(いちかわあきひろ)さんは

石川に数少ないプロの津軽三味線奏者です。

津軽三味線は青森県に伝わる民謡の伴奏に使われます。

その土地の風土が色濃く反映された民謡ですが、津軽民謡の歴史を

紐解いていくと青森と石川のリズムとの意外な関係が見えてきました。

激しさと哀愁のコントラストが魅力だという津軽三味線。

この楽器が生み出すリズムに魅せられた演奏家の思いを取材しました。

放送日:2019年11月06日

伝える 金沢 木工芸のわざ

金沢の木工の技を受け継ぐ数少ない職人福嶋則夫さん。
その端正な工芸作品は数々の展覧会で受賞を重ねてきた。
15歳から木工の道に入り、30代から工芸品に取り組んでいる。
今も木をいかして時代にあった作風を新たに拓いている。

伝統工芸の後継者を育成している金沢職人大学校。
その木工塾で福嶋さんは長年講師を務めている。
公募展で入選や受賞する塾生も出てきている。
金沢のもの作りの技と職人の矜持が受け継がれる。

放送日:2019年10月19日

山中温泉に息づく芭蕉の句

江戸初期の俳人 松尾芭蕉が奥の細道で訪れ

八泊した石川県加賀市山中温泉。

さまざまな句を詠みますが、

この地に直筆で残るのが温泉をたたえた句。

「山中や菊はたおらじ湯のにほひ」

不老長寿の菊の露を飲まなくても、

山中では湯の香りをかぐだけで長生きできそうだと。

この地域では芭蕉の句は身近にあり

秋には芭蕉祭が開かれています。

芭蕉が食べていたであろう食を再現したり

俳句大会を行ったりするなど、地域の魅力を発信しています。

江戸時代の風景や思いを乗せた句が、

山中温泉の歴史をつないでいます。

放送日:2019年10月12日

人に寄り添う染め・織り・結び

金沢市内で小さな工場を構え、染織の商品を手掛けている安井未星さん。

ひとつずつ手作業で仕上げる紐襟巻には九谷焼や加賀友禅にちなんだ名前がつけられています。

県外で染織作家として活動していましたが、4年前にふるさとに戻り、自然に触れ、地域の人たちと関わることで、ものづくりに対する思いにも変化が出てきました。

染めや織りだけでなく、伝統技術の「結び」を活かし、人に寄り添うものづくりをめざしています。

放送日:2019年10月5日

魂を込めた絵

金沢出身の絵本作家とりごえまりさん。
1996年『月のみはりばん』でデビューし、
以来40冊以上の絵本を出版してきた人気作家です。

子どもの頃から絵と動物が大好きで絵本作家を夢見ていましたが、
金沢美術工芸大学を卒業後は東京で就職。
デザインや商品企画の仕事に携わりました。
ある日、書店で絵本を手にしたことから幼き日の夢を思い出し、
絵本作家になることを決意。
3年の下積みを経てデビューしました。

2016年、ふるさと金沢に戻ってきたとりごえさん。
自然豊かな金沢の環境は、とりごえさんの作風にも変化を与えました。
そして今、とりごえさんは大好きな猫4匹に囲まれた環境で、
作品に魂を注いでいます。