放送日:2022年7月2日
毎月第1土曜日 午後6時00分〜6時15分
四季折々の豊かな自然と伝統文化に恵まれたふるさと石川。
そこには独特の風土に根差した人々の営みがあります。
石川テレビはこうした故郷の原風景を記録しようと1979年から10年に亘り、
「ふるさと人と人」と題した番組をシリーズで放送しました。
その回数は450回に上り、大きな反響を呼びました。
時代は昭和から平成、令和に移り、ふるさとの良さが見えづらくなっていると言われています。
そこで、石川テレビでは改めて、ふるさとにレンズを向けようと考えました。
4Kカメラで撮影した圧倒的な立体感と映像美で故郷の自然、風土、人間模様などを綴ります。
さあ、ふるさと石川と人々の暮らしを見つめ直す旅の始まりです。
放送日:2022年7月2日
放送日:2022年6月4日
放送日:2022年5月7日
小さじ一杯とるのに2キロもの木片や葉が必要な揮発性の油。エッセンシャルオイルと呼ばれ、アロマテラピーなどに使われています。
10年前、石川県にもどり蒸留技師として活躍する大本健太郎さん(44)。
海外産がほとんどのエッセンシャルオイル。日本ならではのものを作ろうと活動してきました。そこで目をつけたのが今、危機に瀕する日本の森です。
木材価格が下落し、手入れがされなくなり荒れ始めています。
これまで使われていなかったスギの葉や、伐採のときじゃまになる低木のクロモジなどをアロマに変え、利益を出すことで森の管理や再生に利用しています。森の香りが濃縮された貴重なオイルで、大本さんは、山を豊かにし世界に誇れる森林を目指しています。
放送日:2022年4月2日
オーストラリア出身で、白山麓に伝わる檜細工の作家スーザン・マリーさん(29)。
7年前、交換留学で来日。伝統工芸の体験イベントで檜細工に魅了される一方で高齢化で技術を伝える後継者が少なくなっていることを知り、伝統工芸士の香月久代さんにその技術を学びました。
江戸時代初期から旧尾口村深瀬集落で編まれていた檜細工は、ヒンナと呼ばれる薄く削ったヒノキの板を編んで作ります。檜笠が有名ですが、スーザンさんは、クリエイティブな発想で、アクセサリーや華やかなバッグなど、これまでになかった新しい分野にも挑戦。
イベントでの販売や、SNSでの情報発信も積極的に行っています。これからも色々なものを試しながら檜細工の可能性を見出したいと話します。
放送日:2022年3月12日