石川テレビ

放送日:2020年5月16日

野菜本来の味を

石川県小松市にある西田農園は、100種類以上の野菜を作っています。
大切なのは土作り。化学肥料は一切使わず、
自家製のぼかし肥料を混ぜ込みます。
よい土を作るには10年はかかり、
そこで育つ野菜は、えぐみなどがない野菜本来の味がします。
化学肥料や農薬に頼らない農法で農林水産省の有機JAS認証を受けています。
有機JASに取り組む農家は全体の0.5%しかいません。
この農園を始めたのは、西田俊一さん夫婦。
63歳で会社を退職して始めた第2の人生でした。
苦労は実り、今では出荷先の半数近くがホテルやレストラン。
野菜本来のうまみが詰まったおいしい野菜を日々、作り続けています。

放送日:2020年5月9日

伝統と革新 六佑 加賀水引に託す思い

立体的で華やかな加賀水引。100年以上前、津田左右吉氏が考案したもので

現在は、野町にお店を構える津田水引折型で、その技が受け継がれています。

工房の5代目、津田六佑さん(38)は、サラリーマンを経て6年前、家業を継ぎました。加賀水引は、「和紙で包み」「結び」「文字をしたためる」、この3つがセットで心と心を結び、人を敬う気持ちを形にしたものものだと言います。

また、六佑さんは、伝統を守る一方で工芸展への参加や、アクセサリー作りなど一見、伝統とはかけ離れた分野の作品づくりにも挑戦しています。

その背景には、新しいデザインの水引細工を見た人が、本当の加賀水引の意味を知るきっかけになればとの狙いがあります。

放送日:2020年4月25日

伝統をつなぎ新たな価値を

町家に開かれたバーや工芸のギャラリー、カフェ。
これらを営んでいるのは、山根大徳(やまね まさのり)さん。(38)
店があるのは、かつて城下町として栄えた石川県加賀市大聖寺。
10万石と小さな城下町ですが、独自の文化が育まれてきました。
しかし、古い町並みや文化が消え失せようとしています。
「先人の残した文化を生かして行きたい」
古い家屋に、伝統工芸の技、日本酒、町の歴史など
山根さんは伝統的な文化をさまざまに結びつけ、
新しい価値を生み出し、訪れた人の共感を得ています。

放送日:2020年4月18日

父から受け継ぐ かわいいお菓子

山中温泉にある老舗和菓子店「山海堂」5代目 黒田麻実さん(32)。

お店を代表する「そっとひらくと」シリーズは最中の中に、かわいらしい季節の御干菓子と占いのお札が籠められています。

これは、父、黒田清彦さん(64)が娘の麻実さんが家業を継ぐことを決めた際に、娘のために作ったお菓子。5年前、山中温泉にUターンした麻実さんは、それを受け継ぎ、また、自分の個性を活かした新しい和菓子作りにも取り組んでいます。

放送日:2020年4月11日

すしと和食 気軽さと驚きを

畠中亜弥子さんは1年前に「おすしと和食 はた中」を開きました。

若い人にも気軽にカウンターで食べる寿司を体験してもらいたいと、入りやすい店づくりを目指しています。

奈良県の旅館に生まれ、京都で和食の修業を積んだ畠中さんは、海外からのお客さんにもっと和食を知ってもらいたいとマレーシアに渡り寿司職人に転向しました。

その経験を活かして、金沢では地元の人にも海外の人にも楽しんでもらえる和食を提供しています。京都で培った技術と柔軟な発想で、食の魅力を伝えています。