石川テレビ

放送日:2022年9月3日

珠洲に人を呼ぶ野菜作りを

珠洲市で唯一のたばこ農家、浦野博充さん(32)。
収穫は6月から9月の初めまで、ほとんどが手作業で人手がかかるため、農場では5人を雇っています。
タバコだけでは夏場しか働けないため、
長期で働けるようジャガイモやブロッコリー、野菜などを作り始めます。
野菜を作り始めて分かってきたのが、珠洲という消費地から遠いという立地。
野菜を届けるのも送料がかかり、鮮度も落ちてしまう。
そこで浦野さんは発想を変え畑に人を呼ぼうと考えます。
畑の野菜を好きなだけ取って食べることのできるキャンプ場です。
キャンプをしない人も一袋詰め放題で1000円で買うことができ、
地域の人やレストランのシェフなどにも好評です。
浦野さんは、能登半島の最先端だからこそできる農業を
さらに探っていこうとしています。

放送日:2022年8月6日

現代美術を金沢の文化に KAMU kanazawa(カム カナザワ)

2020年6月、石川県金沢市に誕生した
私設の現代アート美術館「KAMU kanazawa(カム カナザワ)」
館長は35歳の林田堅太郎さんです。
金沢21世紀美術館で有名な「スイミング・プール」の作者、
レアンドロ・エルリッヒの新作を展示しすることで
金沢の街に大きな反響を呼びます。
また商店街など6か所で展示することで、
観光客が回遊するようになり経済効果も出始めています。
金沢21世紀美術館がオープンしておよそ20年。
そして2年前にKAMU kanazawaが生まれ、
金沢には現代アートという新しい文化が芽生え始めています。

放送日:2022年7月2日

子ども心を 九谷焼 竹内瑠璃

愛らしく、どこかユーモラスな生き物たち。
見ていると物語が頭に浮かんできます。
作っているのは九谷焼作家の竹内瑠璃さん。
30代半ばまで会社員をしていましたが、
九谷焼の工房を訪れ人生が一変します。関西から石川県に引っ越し、九谷焼の作家となったのです。物心ついたころから
動物などの絵を書くのが好きだった竹内さん。
長年、温めていた思いを九谷焼で表現し、その才能を花開かせたのです。
忘れてしまった子ども心を思い出させてくれるのが竹内さんの九谷焼です。

放送日:2022年6月4日

加賀でかがやけ 20代の移住コーディネーター

昭和60年から人口の減少が続く石川県加賀市。
6年前から移住者の誘致を行っている加賀市定住促進協議会があります。
移住者と地域をつなげる移住コーディネーターは、
地元出身の山田淳史さん(28)と千葉県出身の迫真琴さん(25)。
新型コロナウイルスの流行により田舎暮らしへの注目が高まり、昨年度の問い合わせは2倍を越えました。
この機会に、加賀市での暮らしを無料で体験できる施設を作ったり、賃貸できる一軒家を探したりするなど、さまざまな努力を続けています。
移住者を増やし地域を元気にしたい。そんな思いを持つ2人の若者に迫ります。

放送日:2022年5月7日

アロマで森を育む蒸留技師

小さじ一杯とるのに2キロもの木片や葉が必要な揮発性の油。エッセンシャルオイルと呼ばれ、アロマテラピーなどに使われています。
10年前、石川県にもどり蒸留技師として活躍する大本健太郎さん(44)。
海外産がほとんどのエッセンシャルオイル。日本ならではのものを作ろうと活動してきました。そこで目をつけたのが今、危機に瀕する日本の森です。
木材価格が下落し、手入れがされなくなり荒れ始めています。
これまで使われていなかったスギの葉や、伐採のときじゃまになる低木のクロモジなどをアロマに変え、利益を出すことで森の管理や再生に利用しています。森の香りが濃縮された貴重なオイルで、大本さんは、山を豊かにし世界に誇れる森林を目指しています。