石川テレビ

放送日:2019年8月24日

島とイルカに魅せられて

国内でも数か所しかない「野生イルカの定住地」能登島。

ここでイルカと共に泳ぐ「ドルフィンスイム」のガイドをしているのが、
三重県出身の森田茜さん。

元々イルカトレーナーを養成する専門学校に通っていたが、
家庭の事情もあり、夢をあきらめ地元で就職。
ただ、そこには「自分のやりたいこと」は見つからなかった。
将来に悩んでいた時、知人から
「石川の能登島でイルカガイドのお店がオープンした」と連絡が入り、
友人と遊びに行ったところ…島とイルカに魅せられた。

島に来てこの夏で3年目。夏休みは本当に忙しい。

支えてくれる人はたくさんいるが、ふるさとを離れた一人暮らし。
正直言って心配なことも、不安なこともたくさんある。
そんな中「ようやく自分のやりたいことにたどり着いた」という森田さん。
一度しかない“今”を懸命に、輝いて生きる森田さんの姿を描く。

放送日:2019年8月17日

若者の夢つむぐ限界集落

赤い瓦といろりの煙出しのある屋根。

昔の山村の風景を残す石川県加賀市山中温泉大土町(おおづちまち)。

住む人がいなくなり、廃村の危機にひんしていましたが、

5年前、戻ってきた人がいます。今年66歳の二枚田昇さん。

田んぼや畑、炭焼きなど、かつての町を取り戻そうと

取り組んできましたが、1人では手が回りませんでした。

そこで受け入れた若者のボランティア。

思いがけない反応がありました。

何度も訪れる若者が増え、移住を希望する人も現れています。

たった1人で始めたふるさとの再生。

若い力が加わり新たな夢が生まれています。

放送日:2019年8月10日

九谷焼 個性が際立つ時代

360年以上の歴史を持つ石川の伝統工芸、九谷焼。

装飾美を追求した伝統的な技法は、時代に合わせて変化を続けてきました。

小松市の九谷焼作家、北村 和義(きたむら かずよし)さんは、

独自の作風で九谷焼の可能性を広げようと挑戦を続けています。

色付けを極力抑え、黒い呉須の下絵をそのまま見せる作品からは、

九谷の手作業の繊細さが伝わります。

青海波や七宝などの伝統的な文様をパッチワークのように組み合わせ、

躍動感あふれる動物たちを描いた作品は、個展でも好評です。

ふるさとに古くから根付く地域文化を発信していくためには、

基本に忠実な丁寧な作業と”個性”が求められる時代になってきました。

放送日:2019年8月3日

金沢 二俣和紙アクセサリー

金沢の希少伝統工芸品、二俣和紙を
樹脂で固めて作られたアクセサリー。
光を透過する素材と、抽象的で幾何学的な形状。
どこか儚げで神秘的な印象を受けます。

二俣和紙に新たな息吹をもたらしたのは、
東京から金沢へ移住してきた北美貴さんです。
東京でデザインを学び、空間設計や
プロダクトデザインの道で活躍してきました。
ある偶然から生まれた、和紙と樹脂を組み合わせた独特な素材。
その美しさと、一瞬を留めるような特性に心惹かれ、
多くの人と感動を共感したいという想いで、アクセサリーを制作しています。
北さんのデザイン力と、豊かな感性が詰まった
二俣和紙アクセサリーの魅力に迫ります。

放送日:2019年7月27日

懐かしくも新しい 銘菓“おだまき”

“おむすび型”をした、一風変わった餅菓子「おだまき」。
宝達志水町の名物で8月のお盆をピークに、手土産として地元民に愛され続けています。

鎌倉時代に、“宿場町”として栄え麻織物が盛んだった宝達志水町。
「おだまき」は、当時使われていた麻糸(苧麻(ちょま))を束ねて縛った
“苧環(おだまき)”にちなんで作られたとされています。

現在、宝達志水町で「おだまき」を作っているのは
昭和39年創業の「御菓子司たにぐち」の2代目 谷口義則さん(53)。

初代から、その製法を受け継ぎつつも、新しいスタイルを開発し県内から注目を浴びます。
そんな「おだまき」に、食べる人はふるさとを思い懐かしさに包み込まれます。