石川テレビ

放送日:2020年11月28日

ヤーコンで地域に健康を

秋も深まるころ、黄色い小さな花を咲かせるヤーコン。
石川県野々市市の特産品であり、この時期、収穫を迎えます。
ヤーコンとは南米アンデス原産・キク科の根菜で、
整腸作用などがあるフラクトオリゴ糖のほか、
ポリフェノールやミネラル、食物繊維が豊富な野菜。

この地域に15年前、ヤーコンを持ち込んだのは小島茂治さん(69)。
人口が増え続け都市化が進むなか、
地域の人に健康になってもらいたいとヤーコンを育て始めました。
今では学校給食に導入され、地域の高校、大学などとも連携し
売り出し方や商品化など模索しています。
地域に健康を届けたい、そんな小島さんの思いが
ヤーコンとともに広がっています。

放送日:2020年11月21日

笑顔生み出す靴磨き職人

石川県金沢市泉1丁目に店舗を構えるオーダースーツ専門店、「ザ・メジャーリングオーダーサロン」。この店の一角を借りて、靴磨き職人として活動する相賀善博さん。

「湿気や雪の多い北陸にも関わらず、革靴の手入れを行う習慣があまりないことが不思議だった」。大学生のころから趣味で始めた靴磨きの技を極め、2019年、独立を果たしました。

靴の手入れに使うのは、豚毛や馬毛などのブラシや栄養クリーム、ワックスなど多種多様。革靴の状態や手入れ具合はもちろん、どのようなシーンで履くのか…など客の要望を丁寧に聞き取りながら、およそ1時間かけて磨き上げていきます。

カウンターに座った客の目の前で靴を磨いていくのが相賀流。美しく光り輝く革靴を手にした時の客の笑顔が、靴磨き職人、相賀さんの何よりの喜びです。

放送日:2020年11月14日

手仕事で未来を 九谷焼・山本篤

形と色彩が織りなす九谷焼の美。
作家は乳白色の磁器に熱い思いを描き込みます。
そのキャンパスを作るのは、素地を作る職人たち。
しかし、日の目を見ることが少なく、
腕を持つ職人はどんどん減っています。
素地があっての九谷焼。職人を減らしてはいけないと、
40年以上前から活動を続ける山本篤さん。
山本さんは作家であり、工房の経営者であり職人でもあります。
あえて何人も弟子を取り、機械化で失われつつある
「型打ち技法」を教えています。
機械では決して生まれない手仕事の美、
そして1度失われると復活が難しい手仕事の技。
山本さんは九谷焼の未来を影から支えています。

放送日:2020年11月7日

一粒に感謝を込めて・松尾栗園

深まりゆく秋に能登の味覚として、人気の逸品がある。

『松尾栗園の焼き栗』

能登栗を45日間熟成させて焼き、糖度30度以上となった焼き栗は

他店とは別格の美味しさ。全国にファンがいて毎年出荷を待ちわびる。

この焼き栗はオーナーである松尾和広さん(46歳)の研究と研鑽の賜物。

収穫~洗い、選別、熟成と随所にこだわりが詰まっている。

松尾さんは「焼き栗は、自分の人生そのもの」だと語る。

一粒一粒に全身全霊をかけるのには、これまで自分を支えてくれた人たちへの感謝の思いがあった。

今回は能登の秋の逸品・松尾栗園の焼き栗の美味しさの秘密とこだわりを

追うと共に、一粒に賭ける松尾さんの思いを伝えます。

放送日:2020年10月31日

売りは北前船の食文化

江戸から明治にかけて活躍した北前船。
北海道から大阪まで日本海周りで、
コンブやニシンなどの海産物を売り買いしていまいた。
江戸時代末期、小松市に北前船の商品を扱う店ができます。
現在までのれんを掲げる「すみげん」。
店に並ぶのはコンブやかつお節、つくだ煮、干物など。
今は6代目、角谷亮さんが店を仕切っています。
ただ売るだけでなく、店の素材を使った手打ちそばを出し、
かつお節の削り方やだしの取り方などを教えています。
代々受け継ぎ160年有余。
ここで扱うのは、江戸時代から続く
北前船が運んだ北陸・日本の食文化です。