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春高全国を終えて 各チームへの「思い」

秋末 械人

 

今回の春高全国で私が担当した2試合、3チーム。

放送に載せきれなかった話まで、

ここにつづります。長いです。

 

 

 

 

  • 埼玉県代表 春日部共栄高校 6年ぶり15回目の選手権

 「超豪華攻撃陣を操るセッターと、もう一人の監督」

春日部共栄の特徴は、超豪華な攻撃陣です。大会初日からエンジン全開で得点を量産する2年生⑦都築と3年生③上田。ミドルには、パワフルなブロード攻撃が特徴の⑤小宮と要所でCクイックに入る器用な⑥中村。そして経験豊富なライトアタッカー④杉谷。まさにどこからでも点が取れる攻撃でした。多彩な攻撃を操るセッターの②大友は、U17日本代表の経験がある選手です。1回戦、2回戦ともに調子のいいレフト陣を中心とした攻撃を組み立てました。相手チームの猛攻によるいずれのデュースの戦いも制する、勝負強さも兼ね備えたチームでした。

やはりチームの中心はセッターの②大友選手。それは、スパイカー陣が語っていました。「ミスをしてもそのあとすぐに大友が声をかけてくれるんです。だからその次も思い切って打てるんです。」と。まさにその言葉通り、スパイカーがミスをしてもまたすぐにその選手にトスが上がる。なんだか、「もう一度決めてこい!」という大友選手の”言葉が“ボールに乗っているように見えました。特に印象的だったのは、チームのエース⑦都築選手へのトスでした。都築選手がフェイントのスパイクを打つも相手に拾われた場面。すぐさまその次のトスは都築選手に上がりました。「打てーーー!!!」大友選手の大きな声が、春高オレンジコートに大きく響きました。大応援団のいない、無観客の今大会だったからこそ聞こえた声。2年生エース都築選手を支えるセッターの大友選手の愛を感じるとともに、「強いチームには良いセッターがいる。」まさにその通りだと思いました。

今大会ベスト16。春日部共栄の強さの理由はほかにもあります。キャプテンの①速水選手です。レギュラーではない彼女ですが、選手たちが大きな信頼を寄せます。吉田監督も、「最も信頼する選手だ」と高く評価するほど。「リリーフサーバーに最も必要なスキルは、度胸。練習した通りのサーブを大場面で打つ度胸があるのは速水だ。」とも話しており、その言葉通り県予選でも、本大会でも勝負所で好サーブを打ち、見どころを作ってくれました。また、試合中のタイムアウトでは、吉田監督ではなく速水選手がすべての指示を出すことさえあります。ベンチに座る【もう一人の監督】が春日部共栄の強さの理由でした。成績優秀、練習中の態度、大人との接し方、、など、今大会で注目された大エースたちと同じく、彼女も「超高校級」のメンタルを持つ選手です。

上位進出も期待された春日部共栄。それでも見る人をワクワクさせる超攻撃的なバレーで春高を盛り上げてくれました。ありがとう、春日部共栄!

 

 

 

 

  • 北海道代表 帯広南商業高校 10年ぶり5回目の選手権

 「幾多の逆境にも打ち勝つ3次元バレー」

帯広南商業、プレーの特徴はバックアタックを絡めた伝統の立体バレー。両レフトの①松本、④脇坂、そしてライトの⑤大西美緒。3人のスパイカーがバックアタックを得意とする、女子としては非常に珍しいチームです。初戦となった2回戦春日部共栄戦では、そのバックアタックがさく裂!また、冨田監督が「全国ではブロック勝負」と語っていた通り、第1セットは豪華な攻撃陣に対してブロックが機能。デュースの接戦まで春日部共栄を苦しめました。ブロックワンタッチで粘って、繋いで、バックアタックを絡めた3次元攻撃で得点。まさに理想のバレー。積み上げてきた技術は嘘をつかない。オレンジコートで証明してくれました。

そんな帯広南商業ですが、順風満帆な3年間ではありませんでした。今年のチームは、中学時代にJOC北海道選抜など、良い成績を残した選手が多く集まった代なのです。しかもそれは3年生だけでなく、1,2年生にもバランスよく揃ったチームだそうです。しかし、大ケガが彼女たちを苦しめてきました。3年生6人のうち、①松本、④脇坂、⑧佐々木、⑯久保の4人が高校生活のうちに左膝前十字靭帯断裂というケガを負ったのです。一昨年1月にケガをしたという④脇坂選手ですが、それでも今回の春高が「完全に痛みがなくなってから初めての大会」と語っていました。長いリハビリ生活、コートに戻っても完全に痛みが取れるわけではない・・・長い長いトンネルを乗り越えてきた選手が4人もいたわけです。そんな彼女たちを、新型コロナの影響も襲います。今年度はIHの中止、そして国体の延期がありました。厄払いをする保護者の方もいたそうです。不遇な代だといわれました。IHの中止が決まった時、冨田監督は「もう練習をやめて引退するだろうな」と思ったそうです。ただ、選手たちは違いました。IHが決まった後もすぐに春高が開催されることを信じ、練習を再開したのです。冨田監督は語ります。「彼女たちは大ケガにも、涙を見せなかった。大人でも難しいこと。そんなことができる彼女たちの強さだ。」と。

そんな帯広南商業、10年ぶりの出場に地元も湧きました。地元紙や地元ケーブルテレビでは特集が組まれ、大手コーヒーチェーン「ス〇―バッ〇ス」に立て看板、家電量販店「1〇〇満ボ〇ト」には垂れ幕が。地元の期待を背負った彼女たちは、オレンジコートで輝いてくれました。ありがとう、帯広南商業!

 

 

 

 

 

  • 石川県代表 金沢商業高校 19年連続46回目の選手権

 「チームの大ファンが支える名門、粘りのバレー」

金沢商業、プレーの特徴は、絶対的エース⑥西原を中心に、強力なミドル陣を絡めたコンビバレーです。そして今回のスタメン6人のうち4人が去年の中心メンバー。経験豊富なチームでもありました。コンビを作るために重要なサーブレシーブ。小坂監督が「サーブレシーブで大崩れすることはない」と自信を見せていた通り、劣勢の試合展開になっても春日部共栄の強烈なサーブに対し崩れることなく、自分たちのバレーを展開。第2セットはデュースにまで持ち込みました。そして「粘りの金商バレー」をオレンジコートでも見せてくれました。勝者の血が流れる彼女たちのバレー。最後の粘りは多くのバレーファン、金商ファンを魅了してくれました。

46回目の選手権出場は、今大会女子では最多です。石川県内大会では現在226連勝中と、圧倒的な強さを誇ります。そんな彼女たちだからこそ、つらい思いをしてきました。キャプテン⑤福井は語ります。「勝たなくてはいけないのは当たり前。勝ち方にもこだわらなければいけない。たとえ勝っても、『レベルが落ちた』とまで言われる。」と。19年連続、それまで築き上げてきた記録を崩せないという怖さの中で勝ち続け、つかんだ春高オレンジコートでした。

そんな彼女たちを支えるのは、3年生のマネージャー漆原ゆき乃さんです。彼女には、名門バレー部を支える、並々ならぬ覚悟がありました。「ただ遊びたいだけの3年間だった」と語る彼女は、他の3年生9人と同時に入部したわけではありません。そんな彼女がバレー部にマネージャーとして入部したきっかけがあります。一昨年、1年生の頃に春高全国大会に生徒会として東京まで応援に行ったことです。その時に見た金商バレー部のプレーに、「とにかくかっこよかったんです。多くの人に応援される姿が素敵だったんです。」と語る漆原さん。迷わずにマネージャーとしての入部を志願したそうです。マネージャーの途中での入部はもちろん前代未聞で、小坂監督も、福井キャプテンも「本当にできるのか?途中で辞めてしまうのでは?」と半信半疑でいたそうです。(笑)ただ、彼女の覚悟は本物でした。頑張る原動力は、選手たちのプレー。「私、マネージャーでありながら、誰よりも金商バレー部のファンなんです。大好きなんです。」輝く目で語ってくれました。「ただ遊びたいと思って入学した高校でしたが、選手たちのおかげでいろんな経験をさせてもらいました。たくさんのことを学ばせてもらいました。」そんな彼女の働きは選手たちの信頼を得て、名門・金商バレー部に欠かせない存在となりました。

惜しくも初戦敗退となりました。しかし、②島村や⑨田中といった2年生、そしてリベロ⑬若林は1年生。彼女らの活躍も光った今大会です。去年、今年の悔しさは下級生たちにっ引き継がれました。来年はまたさらに強くなった金商に期待です。ありがとう、金沢商業!

 

 

 

 

 

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