これから紅葉が見ごろを迎えます。
そこで、今回は意外と知らない兼六園の穴場紅葉スポットを調べてきました!
教えてくれたのは、いしかわ観光特使の【土本泰之】(つちもとやすゆき)さん。
兼六園と言えば徽軫灯籠(ことじとうろう)に霞ヶ池(かすみがいけ)!
ココからの紅葉も綺麗なんですが…
しかし、それ以上にキレイな2つの穴場スポットがあるんです。
まずはじめは、「山﨑山」別名:もみじ山。
この時期おススメの『通』のスポットは…実は反対側の小立野口にある「秋エリア」
そのエリアにある「山﨑山」からの紅葉が美しいんです。
一面を覆った苔の緑が美しい築山で、秋になるとモミジ、カエデ、イチョウなど赤や黄に美しく色づきます。
また、山麓の岩間から流れ出る水は、約570mの曲水となって霞ヶ池に注いでいます。
ここでの楽しみ方は、頂上にある「茅葺の御亭」からの景色。
昔お殿さまの休憩所として作られた場所で夏の緑色の風景から、少しづつ赤く移り変わッていく様が長く楽しめて美しさも増すのだと教わりました。
次の穴場紅葉スポットに行く途中にあるのが、この秋に楽しめる桜!
園内に1本だけある「十月桜」は小さな八重の花を順番に咲かし、10月~4月ごろまで楽しめます。
周りが紅葉で真っ赤に色づく中、小さく淡いピンク色の花でほっこり出来るのは兼六園ならではの秋の楽しみ方ですね。
秋の桜を見つつ最後のおすすめスポットへ
霞ヶ池の近くにある「栄螺山」(さざえやま):別名「からかさ山」
3代藩主斉泰が三度にわたって霞ヶ池を掘り広げた時に出た土を利用して築いた山です。
頂上からの景色は「霞ヶ池」を眼下に見る事が出来き、水面に映し出された庭園が、美しさをさらに引き立てます。
そして、奥には紅葉した卯辰山が見え、さらに11月中旬に紅葉の見ごろを迎えますが、11月1日から冬の風物詩、雪吊りが園内各所で見られる場所でもあるんです。
その全ての風景をこの場所から眺めることができるというまさに兼六園の魅力をギュギュっと詰め込んで一望できる絶好の場所なんですね。
是非、これからの紅葉シーズンは、兼六園に遊びに行って、いつもと違う楽しみ方を見つけてみてください。