兼六園の梅林から生中継!
梅の花が見ごろを迎えている兼六園の梅林から生中継でお伝えしました。
今年の梅の開花は、冬の厳しい寒さが影響してか、
例年より1週間ほど遅いといわれています。
園内には、白加賀や青軸、摩耶紅梅など、
20種類の梅の木、およそ200本が植えられています。
品種によっては、1月ごろから咲き始め、
最も多い品種でもある白加賀は3月2日に開花、まさに見ごろを迎えています。
白加賀の語源ですが、加賀藩藩主、前田家の家紋が梅であったことから、
江戸にあった前田家の屋敷にもこの梅が植えられ、「加賀白梅」と呼ばれたそうです。
それがやがて「白加賀」と呼ばれるようになったといわれています。
梅と言えば、こういう言葉があります。「梅は 百花の魁(さきがけ)」
梅があらゆる花の先頭を切って咲き、春を告げる。という意味です。
今年も、華やかな春がスタートしたということです。
「梅」にまつわる百人一首をひとつ。
「人はいさ 心も知らず ふるさとは
花ぞ昔の 香ににおひける」(紀貫之)
意味は『人の心は変わりやすい、あなたの気持ちもわからない。
しかし、慣れ親しんだこの里の梅の花だけは昔のままの香りだ』という意味です。
私たちも、変化することは大事ですがずっと変わらないものも、持ちたいですね。
あと、2週間もすると桜も咲き出します。
今年は梅と桜の競演が楽しめそうですね。
みなさんも春の香り、楽しんでみてはいかがでしょうか?