今回の石川さんは、金沢市生まれのシンガーソングライター、 矢尾裕次(やお・ゆうじ)さん、33歳。
矢尾さんは19歳で上京、専門学校で音楽を学びながらバンド活動を開始。おととしソロデビューを果たしました。 そのデビュー曲が『一歩一歩』。 ある有名会社のCMソングに起用され注目を浴びました。 上京から12年目にして、ようやく歩みだした夢の第一歩。 矢尾さんの原点ともいえる場所は、六本木。 6年前、自主制作したCDのジャケット写真を撮ったのが六本木の路地にある階段。 やがて、六本木のクラブで、ショーのメンバーとしてステージに立ちます。観客のリクエストがあれば、どんな曲でも歌っていた矢尾さんは、次第にメンバーのまとめ役を任されるようになりました。 辛い思いをする場面もありましたが、六本木は思い出の地。 矢尾さんは自分の世界をもっと完成させたい!とソロ活動を始めます。 そして『一歩一歩』のCDを制作した後、状況を変えたいと、クラブをやめます。 そのあとすぐに、大きな転機が訪れます。 自分を元気づけようとして作った曲が、ミュージシャンとしての第一歩を切り開いてくれたのです。 現在、ステーキ屋さんでアルバイトをしながら、生計を立てている矢尾さん。 一緒に働く仲間からの評判も上々のようです。 生活がちょっとくらい厳しくても、 歌への情熱がある限り、辛いと思うことはありません。 まさに、人生、一歩一歩。 矢尾さんは自分を信じて今日も歌い続けます。