2008年08月14日
8月14日(木)中島めんや
 

文久二年・創業146年、加賀人形と郷土玩具の老舗
080814shinise_1.jpg 金沢市尾張町「中島めんや」

創業当時は、村芝居の面を作っていましたが、明治の初めに
現在の尾張町に店を移転。
古き良き加賀金沢を伝える品々を製造・販売しています。

080814shinise_11.jpg ●加賀八幡起上り
八幡様の祭神である応神天皇の産着姿になぞられた縁起物の起上り。
誕生祝いはもちろん、箪笥に入れておくと衣装が増える言い伝えから、
婚例の道具や結婚祝いに。「七転び八起き」で病気見舞いや厄除けに。
型に和紙を張り、胡粉、朱を塗り、松竹梅を描いた愛らしい姿。

080814shinise_12.jpg ●米食いねずみ 
ねずみの胴に付けられた弓型の竹ひごを指先でつまむと、
つなぎの糸が緩み、面が垂れて米を食べる格好になる。



080814shinise_13.jpg ●もちつき兎
両足の間から出ている木綿糸で両足を引っ張り、
もち米の入った臼を杵でつく仕掛け。



「米食いねずみ」
「もちつき兎」も天保の飢きんの頃、足軽の手内職として作られたのが始まり。
「巧妙に動く姿を見ながら、昔の人は豊作を願い、飢きんから脱する縁起物として大切にしていたのでは」と奥様の中島文子さん

昭和30年には、年賀切手の図案「加賀八幡起上り」が、
昭和35年に「米食いねずみ」、平成4年には「猿の三番叟」が採用され、
全国の郷土玩具として全国に広がりました。

080814shinise_31.jpg 現在、店を継ぐのは、七代目中島祥博(なかしまよしひろ)さん
幼いころ、六代目の父親武夫さん7年前死去)と一緒に
竹ひこうきやプラモデルを作ってよく遊んだそうです。
もの作りが大好きな祥博さんは、大学を卒業後すぐに家業を継ぎ、
新商品の開発に力を注いできました。

手作りにこだわり続け、昔ながらの技法を生かし、若い人たちにも喜んでもらえる新商品として、
加賀獅子頭の箸置き加賀八幡起上りの携帯ストラップなども販売しています。
080814shinise_32.jpg 080814shinise_33.jpg  

080814shinise_41.jpg 毎日、金沢駅にある売店にも必ず足を運び、店頭で加賀獅子頭の小物に色をつけるなどの実演を行っています。
「実演を通じて、郷土玩具・加賀人形に込められた願い、
金沢の文化や歴史を若い人たちにも伝えていきたい。
100年、200年、愛され続けるよう、後世にしっかりと伝えていくことが使命だと思っています」
と祥博さんはおっしゃっていました。

080814shinise_42.jpg 【中島めんや】
金沢市尾張町2-2-18
076-232-1818
営業時間:午前9時~午後6時
定休日:火曜

 

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