放送日:2017年7月1日

人々に灯りをともす 24時間食堂

石川県小松市の商店街。

午前3時になっても店に灯りが一つともっています。

半世紀以上続いている24時間食堂。

 

深夜になっても客足が途絶えません。

自分の家のようにくつろぐ人や、仕事終わりの安らぎの場として利用するなど、

ここに来る人にとってかけがえのない場所。

 

夕方5時から朝7時まで、1人でこの店を仕切るのは、店主の豊島宣一さん。

父から受け継いだこの店に灯りをともし続けています。

放送日:2017年6月24日

能登のやまんば

能登には『やまんば』が現れるといいます。

しかし、それは人を喰らう恐ろしい鬼ではなく、山に魅了された85歳の谷口藤子さん。

 

南北に長い石川県には、約2200種類の植物があると言われていますが

谷口さんは植物図鑑を背負い、自ら山に登り、沢を渡り、それらに直に触れ、

みてきました。

76歳の時には当時としては全国最高齢で山菜アドバイザーにもなり、

およそ200種類の山の恵みを自らの舌で味わいました。

 

山に魅了された谷口さんを、人はいつしか『やまんば』と呼ぶようになり

その姿から、山の豊かさや感謝の心を学ぶ人たちも増えています。

今回は『能登のやまんば』と共に、豊かな里山の初夏の姿を紹介します。

放送日:2017年6月17日

組子に願いを 田鶴浜建具

建具の町として知られる石川県七尾市田鶴浜町。

江戸時代から脈々と受け継がれる技は

「田鶴浜建具」と呼ばれ、石川が誇る伝統産業の一つです。

 

この町で生まれ育った建具師の岡野繁さんは、この道およそ50年。

建具の技術の中でも、特に『組子』を得意としています。

その腕は業界屈指。

材料である組木も材木から自ら作り

その組木を何千、何万枚も使用して、美しい幾何学模様で空間を彩ったり、

時には木の特徴をいかし絵画のように絵を浮かび上がらせたりと、技は多種多様です。

組子は根気のいる技術で熟練の岡野さんも時には音を上げそうになることもありますが

挑戦することをやめようとは思いません。

それは伝統を担う誇りと故郷を思う気持ちからです。

 

美しい組子に込めた職人の秘めた思いを、4K映像と共に伝えます。

放送日:2017年6月10日

里海のシンボル ボラ待ちやぐら漁

石川県穴水町には江戸時代から伝わる伝統の漁法・ボラ待ちやぐら漁がある。

ボラと言えば独特のクセがあるイメージだが、豊かな里海と里山で育ったボラは

上品な脂と甘みがあって、穴水では故郷の味でもある。

しかし、そんな故郷の味も高齢化などで担い手がいなくなり、

伝統の漁もおよそ20年前に一旦途絶えた。

そんな中、故郷の里海と里山の豊かさの象徴として漁を復活させた集落がある。

自分たちで山の木を切り出し、櫓を組んで、5~7月にほぼ毎朝漁にでる

新崎と志ケ浦集落の人々だ。漁の復活は集落に、懐かしい味と大切な物を教えてくれた。

今年も漁がスタート!ボラ漁に故郷の未来を託す人達の姿を紹介する。

放送日:2017年6月3日

白峰の渓流にイワナを

山奥の清らかで水の絶えない渓流に住むイワナ。

イワナは美しい森と川のあかしです。

 

霊峰白山の麓にある石川県白山市白峰地区。

この地ではイワナがよく釣れ、貴重なタンパク源として重宝されてきました。

しかし砂防ダムが作られるなど、川の環境は大きく変わりイワナは激減。

 

そんななか、イワナがたくさんいる渓流を取り戻そうと、努力し続けている人がいます。

源流で釣ったイワナを繁殖させ川に戻しています。

 

清らかな森と川が残されている白峰には、昔のようにたくさんのイワナが泳いでいます。