放送日:2017年3月25日

白山麓の堅豆腐

荒縄で縛ってつるしても崩れないほど堅い、堅豆腐。

通常の2倍以上の大豆が使われ豆の甘みや香ばしさ、栄養がぎっしりと詰まっています。

 

作られているのは、日本3名山の一つ白山の麓。

 

昔はどの家庭でも作られていましたが、今でも作っているのは数件の店しかありません。

しかし、今でもこの土地では毎日のように食され、さまざまな料理に使われています。

 

白山麓に古くから伝わる堅豆腐。

雪深い地域の暮らしを支えて来ました。

放送日:2017年3月18日

石川の食文化を守る港町の糠漬け店

石川が全国に誇る伝統の一品「ふぐの子の糠漬け」

猛毒があるフグの卵巣の糠漬けしたもので石川県でしか加工が許されていません。

しかも、半年塩漬けしたあと、2年以上漬けこんで

ようやく完成する手間と時間がかかる食材です。

その糠漬けを江戸時代から伝統の製法で作り続けているのが「油与商店」。

7代目の寺尾高明さん(42)は、昔ながらの製法をかたくなに守り続ける一方で、

現代人に受け入れやすい商品の開発にも力を注いでいます。

石川の食文化を守る誇りを胸に奮闘する寺尾さんの姿を追います。

放送日:2017年3月11日

白山の恵みと歩む 菊酒の杜氏

石川の暮らしに欠かせない山・霊峰白山。

その麓の街・白山市鶴来では昔から、白山の伏流水を使い、酒や醤油、味噌などの加工品などが盛んにつくられてきました。

400年以上続く造り酒屋「菊姫」もその一つ。

最高級の酒米・山田錦を贅沢に使い、恵み豊かな伏流水で仕込んだ酒は芳醇でまろやか。

石川が全国に誇る酒の一つです。

その味を支えるのが杜氏の森脇正域さん(75歳)。

森脇さん自身も酒に育てられ、また、この土地で酒造りの醍醐味を再確認しました。

前年を凌ぐうまい酒を造ろうと奮闘する75歳の杜氏の思いを伝えます。

放送日:2017年3月4日

水鳥と人が暮らす片野鴨池

日本有数のガン・カモ類の越冬地、片野鴨池。

冬になると国の天然記念物のマガンやヒシクイなど数千羽の水鳥が飛来します。

 

この場所はただ手つかずの自然が残っていたわけではなく、江戸時代から人の手によって作り守られてきました。

近くの農家は冬のたんぼに水を張り、カモたちのえさ場にしています。

また坂網猟と呼ばれる特殊な猟を行う人たちがいて、鉄砲を一切寄せつけませんでした。

 

1993年には、水鳥の生息に重要な湿地として国際的に認められラムサール条約に登録。

水鳥と地域の人との関わりが、世界的にも注目を浴びています。

放送日:2017年2月25日

しなやかに美しく 金沢箔と生きる

金箔の国内生産量99%を製造する金沢。

その箔どころ金沢を代表する企業の一つが「箔座」です。

その牽引役として活躍するのは、専務の高岡美奈さん。

社長であっても一営業マンとして、今も全国を飛び回る父の姿に共感し、この世界へ。

国宝や重要文化財の修復に使われる昔ながらの伝統的な箔作りを守りつつ、現代箔を使ってインテリアやアクセサリーなど女性ならではの視点で、金箔の可能性を国内外に発信しています。

 

今回は特別に、4Kカメラの4倍の解像度を持つ8Kカメラを使って撮影。

金箔のしなやかで美しい姿を雪化粧した金沢の風景を織り交ぜつつ伝えます。